【離職者3000人突破】安定を求めて公務員になると、ゼッタイに後悔する3つの理由

ブラック

こんにちは。地方公務員のはらしょ~です。

前回は、公務員は定年後も安定しているという内容の記事を書きました。

今回の内容と矛盾するようですが、どちらの記事も正しい事実を書いています

公務員が定年後も安定していることと、安定したまま定年を迎えられるかは別の話です。

今回は、安定しているからという理由で公務員になると後悔する理由を3つ説明します。

精神がとにかく安定しない

第1の問題として、定年まで勤められる精神力があるか?というものがあります。

公務員は制度上、簡単にクビを切られることはありません

公務員が安定するという理由の1つに、

「民間はいつクビになるかわからないけど、公務員はクビにされないから定年まで働ける」

というものがあります。

しかしあくまでこれは制度の話です。

現在、若手公務員の離職者数が増えています

総務省の地方公務員の退職状況等調査によると、20代の職員の離職者数は、

2013年 1,564人

2018年 2,517人

となっています。なんと5年間で1,000人近くも増えているのです。

更に、2019年は3,315人の公務員が辞めています。

たった1年で800人も増えてしまいました。

このように、給料そのものは安定してもらえるものの、安定した精神状態で働ける職場状況ではなく、自ら辞める人が増加しているというのが現実なんです。

2019年の離職状況はリンク先の「令和元年度地方公務員の退職状況等調査」から見られます。

総務省|地方公務員制度等|高齢対策

制度が常に後手に回っている

公務員という業界は、新しいことを嫌います。

たまに革新的な市長が現れても、現場はそれについていけないケースもよく見られます。

その一方で、世の中は絶えず変化し続けています。

例えば最近は、素人であってもブログやユーチューブでお金を稼ぐことが容易になりました。

会社員をしながらブログやユーチューブをしている人だって沢山います。

しかし、公務員ではブログやユーチューブで収益を得ることは今のところ認められていません

「禁止する」という法律があるわけではないのですが、バレたら処分を受けます。

副業や兼業を先進的に進めている自治体であってもブログやユーチューブを認めているところは現時点(2021年4月)では現れていません。

つまり、「世の中がやってるから自分もやりたい!」ということができない組織なのです。

20代で公務員を辞めて、ブログやユーチューブで生活している人もたまに見かけますね。

安定どころか仕事が沢山

よく、「いずれ公務員の仕事はAIに奪われる」という言葉を耳にします。

自治体の市長が仰っている記事も見かけます。

しかし、現場で働いている私たちからすると、

さっさと仕事を奪ってくれよ…

という感想です。

仮に公務員の仕事を代わりにしてくれるAIが作られたとしても、導入する自治体は少ないでしょう。

なぜなら導入にはお金がかかるし、職員側の反対も容易に予想できるからです。

タブレットすら導入している自治体が少ないことを考えると、AIが仕事を奪うような未来は到底来ないでしょう。

それよりも現実は酷です。

■前任者が新人職員に引き継ぎ書だけ渡して、仕事を丸投げ

■先輩や上司が仕事をしない

■暴力まがいのクレーム

このように、労働環境は全く安定していません。

新人であっても夜8時、9時まで残業するケースもあります。

逆に言えば、これだけ過酷な環境で働くからこそ退職金や年金制度がマトモだとも言えますね。

では、どうすれば良いのか?

ここまでお読みいただいたアナタは、公務員を「安定しているから」という理由で選んではいけないことがお分かりになったと思います。

逆に言えば、安定以外の理由であれば公務員を選ぶ価値はあると思います。

私は、「何か変えたい」「何かしたい」と思っている公務員の方とともに仕事をすることにやりがいを感じています。

また、公務員ユーチューバーという生き方にも価値を感じています。

今のところ、私は任期付き公務員なのでユーチューブやブログを収益化していますが、いずれは一般の公務員であっても収益化できるような世の中にしたいと思っています。

安定ではなく変化を楽しめる方、いや、自ら変化を起こせる方が、公務員に向いていると思っています。

アナタの挑戦、応援しています!

安定を理由に公務員になると後悔する4つの理由

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